スラング「beef up」の意味と語源。何故この意味になる?

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beef up の意味

 

beef up」の意味は「~を強化する」や「~を増強する」で、他動詞的に使われます。

 

 

また、「~を高める」のニュアンスでも使われます。

 

例文

We need to beef up our security measures.

 

→我々はセキュリティー対策を強化する必要がある。

 

 

I want to beef up my English conversation skills.

 

→英会話力を高めたい。

 

beef up の語源

 

この「beef」はカタカナでも使われている「ビーフ」で、「牛肉」という意味の名詞です。

 

 

しかしそれ以外に、口語では「筋肉」や「筋力」というスラング的な意味も持ちます。

 

 

 

何故 「beef up」が「強化」や「増強」という意味になるのかは、その筋肉や筋力というスラングから来ている(という説がある)ようです。

 

 

日本語でも「肉を食べて体力(スタミナ)をつける」などのキャッチフレーズがあるため、「beef up = 強化」のイメージは湧きやすいと思います。

 

 

 

ちなみに、「beef」だけでは「強化」の意味にはなりません

 

あくまで「beef up」の形でのみになります。

 

 

元々はスラングから来ていますが、ニュースなどフォーマルな場面でも登場する言葉です。

 

beef up の類語

 

類語には「strengthen」があります。

 

 

意味と使い方はほぼ「beef up」と同じです。

 

 

「strengthen」を自動詞として使う場合は「強まる」や「強固になる」という意味で使われます。

 

例文

 

I want to beef up my collection.

 

→コレクションを増やしたい。

 

 

That company has a plan to beef up its production.

 

→あの会社には生産を強化する計画がある。

 

 

They will have to beef up security.

 

→彼らはセキュリティを強化しなければならないだろう。

 

 

We need to beef up our team.

 

→チームを強化する必要がある。

 

 

France's President Macron beefs up border security.

 

→フランスのマクロン大統領は国境警備を強化する。

 

 

聖剣伝説3の例文

beef up の意味と使い方の例文

聖剣伝説3 より

I just showed someone into the courtyard so they could set up a new cannon. Makes sense that we'd be beefing up the castle defenses what with Altena's troop movement.

 

 

「私は新しいキャノン(大砲)を設置できるように誰かを案内したところだ。アルテナの部隊の動きがある以上、我々が城の防御を強化するのは当然である」

 

 

 

what with」は「~である以上」や「~なので」という理由や原因を表す表現です。

 

 

show someone into → someone を案内する

 

make sense → 理にかなっている / 当然である

 

set up → 設置する

 

troop → 部隊

 

まとめ

 

・「beef up ~」の意味は「~を強化する」や「~を増強する」、「~を高める」

 

 

・「beef」には「筋肉 / 筋力」という意味もあるが、「強化」の意味は「beef up」の形でのみ使われる

 

・類語は「strengthen」

 

 

 

また、名詞「beef」には「不満 / 文句」というスラング的な意味もあります。

 

詳しくは「スラング「beef」の意味と使い方。何故この意味になる?」の記事をご覧ください。