A is better than B の意味と考え方
「A + be動詞 + better than + B」は直訳だと「AはBよりも、より良いものだ」になります。
簡単に言うと「BよりAの方が良い」です。
My PC is better than yours.
→私のPCはあなたのものよりも優れている。
考え方としては、「My PC is good.(私のPCは良い)」が基本にあります。
その「good」を比較級「better」にしたのが「My PC is better.(私のPCはより良い)」。
では何よりも良いのかと言うと、「than yours(あなたのよりも)」。
こう考えると分かりやすいと思います。
「~の方が良かった」も同じ考え方
過去形にすることで「~の方が良かった」と言うことができます。
Her presentation was better than mine.
→彼女のプレゼンは私のよりも良かった。
Iike + better than の意味と使い方
他によくある組み合わせに「like A better than B」があります。
意味は「BよりもAの方が好き」です。
I like summer better than spring.
→私は春よりも夏の方が好き。
注意点は、ここでの better は「well の比較級」として使われている点です。
よって、「I like summer well(私はより夏が好き)」に比較の「than spring(春よりも)」が付いた形になっています。
英語で「~の方が好き」
「like + better」だけでも「~の方が好き」のニュアンスを出すこともできます。
ただし、日本語と同じように「~よりも」の部分が文脈から推測できる場合です。
ただ単に「大好き」と言いたい場合は「like + very much」になります。
I like this hairstyle better.
→この髪型の方が好き。
I like apples better.
→リンゴの方が好き。
I like apples better than bananas.
→バナナよりリンゴの方が好き。
I like dogs very much.
→犬が大好きです。
speak + better than の意味と考え方
よく例文でも使われる「speak ~ better than」も考え方は同じです。
例えば、「彼は日本語よりも英語の方が上手い」という文はこうなります。
「He speaks English well(彼は上手に英語を話す)」
+
「than Japanese(日本語より)」
↓
「He speaks English better than Japanese.」
まとめ
・「A + be動詞 + better than + B」は「AはBよりも、より良いものだ」で、簡単に言うと「BよりAの方が良い」
・「better」は「good」の比較級で、「よりよい」を意味する
・「like A better than B」は「BよりもAの方が好き」
・文脈から判断できる場合は「like + better」だけで「~の方が好き」のニュアンスになる
・こちらの「better」は「well」の比較級