よく独学での英会話の練習方法に上げられる「インプットしたものをアウトプットする練習」は、英会話の初期の練習として効果的です。
これは言えるフレーズを増やしたり、口からパッと出せるようにする練習です。
それとは違い、この記事では「必要性→アウトプット」に焦点を当てています。
それはアウトプットに効果的な「頭に残る練習方法」でもあります。
必要性からの英会話アウトプット練習
「必要性→アウトプット」とは、英語に訳せなかったことを学ぶ練習方法になります。
独学でのスピーキング練習法として、「英語での独り言」というのは何度か触れてきました。
その際に、
・これって英語でどう言うのだろう
・意外と日本語の会話に出てくるけど、英語で何と言うのか分からない
・この単語ってどういう使い方をするんだっけ
・日用品など身近なものの名詞が分からない
など、「英語で言いたいけど言えないもの」が必ず出てきます。
その「どう言うか分からないフレーズ」や「曖昧だった単語やイディオムの使い方」を調べて勉強するのが「必要性→アウトプット」のメインになります。
オリジナルノートを作る
「どう言うか分からなかったフレーズ」や「曖昧だった単語やイディオムの使い方」を調べ、それをノートなどに書き溜めていきます。
それと同時に、「こういう言い方もあるのか」という類似のフレーズがあれば、それも備考として載せておきます。
それらはインプット→アウトプットとは違い、自分が英語で発信する際に必要性のあったものと言えます。
そのようにしてできたノートは、自分オリジナルの英会話ノートになります。
そして、それを見て何度も音読しながら読み返し、自然に使えるようになるまで繰り返します。
この方法の最大のメリットは、「自分が言いたかったけど言えなかったこと」の方が頭に残りやすい点です。
重要なのは意識的なアウトプット練習
一番重要なのは「意識的なアウトプット練習」です。
今回紹介した「必要性→アウトプット」と、「インプット→アウトプット」による練習を使い分けることにより、練習しながら会話における語彙を増やしていけます。
そのように、自分が言いたいことを言えるようにしながら、少しずつ語彙を増やしていくのが英会話上達の道の1つであります。
インプットするだけして、必要な時にアウトプットできないのでは意味がありません。
まとめ
・「インプット→アウトプット」は語彙を増やしつつ口から出す練習
・「必要性→アウトプット」とは、英語に訳せなかったことを学ぶ練習
・独り言を言うときに言えなかったことを書き留めていく
・英語での独り言というアウトプットが大事
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