文頭に置かれる「That(+SV)」の意味と言い換え【that節が主語になる形】

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文頭の that の意味と使い方

 

That SV(主語動詞) 動詞」のように「that」が文頭に置かれ、that節が主語になる文があります。

 

 

訳し方は「SVということは、~である」です。

 

例文

That she was lying was obvious to me.

 

→彼女が嘘をついていたのは私には明らかだった。

 

「That she was lying(彼女が嘘をついていたということは)」までが主語です。

 

 

 

この文は以下のように言い換えることができます。

 

言い換え

It was obvious to me that she was lying.

 

→彼女が嘘をついていたのは私には明らかだった。

 

 

2つの例文の違いは、that節を主語にした方がフォーマルかつ文学作品にも使われるようなかたい言い方になります。

 

会話や一般的な文章ではあまり使われません。

 

 

 

会話などでは2つ目の例文のように、形式主語の it を使い、that節を後ろに付けるパターンが一般的です。

 

文頭の that節の例文と言い換え

 

That I forgot to call you yesterday is my fault.

 

It's my fault that I forgot to call you yesterday.

 

→昨日あなたに電話し忘れたことは私のミスです。

 

 

 

That you study English is a good idea.

 

It is a good idea that you study English.

 

→英語を勉強するというのは良い考えです。

 

その他の例文

 

例文

That their marriage lasted less than a year astonished their friends, relatives, colleagues, and acquaintances.

 

→彼らの結婚が1年も続かなかったことに、友人、親戚、同僚、知り合い達は、とても驚いた。

 

(引用:ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ! 例文61)

 

この文は「That their marriage lasted less than a year」が主語(S)で、「astonished」が動詞(V)です。

 

 

「The fact that」の形になることが多い

 

「That SV」の代わりに「The fact that SV」が使われることがあります。

 

 

「That SV」よりも「The fact that」の方が広く使われます

 

例文

The fact that she passed the exam amazed everyone.

 

→彼女が試験に合格したことは皆を驚かせた。

 

「The fact」は「事実」という意味ですが、「The fact that(~という事実は)」とはあまり訳されません。

 

 

ただ、「彼女が試験に合格したという事実は皆を驚かせた」と考えても間違いではありません。

 

 

 

以下の例文も同じ考え方です。

 

例文

The fact that she is Japanese doesn't matter.

 

It doesn't matter that she is Japanese.

 

→彼女が日本人であることは問題ではありません(関係ありません)。

 

疑問文の場合は that節を文頭に置かない

 

疑問文の場合は「Is it ~that節」の形になり、that節が主語に置かれることはありません。

 

例文

Is it obvious that I love comics?

 

→漫画が大好きなのは明らかですか?(バレバレですか?)

 

 

Is it true that she is leaving office?

 

→彼女が退職するというのは本当ですか?

 

 

Is it possible that aliens have already visited Earth?

 

→宇宙人が既に地球を訪れているという可能性はありますか?

 

まとめ

 

・「That SV」は that節を主語に置いた形

 

・形式主語「It ~ +that節」の方が口語的

 

 

・「The fact that」もほぼ同じ意味で、こちらの方がより広く使われる

 

 

・疑問文は「Is it ~that節」の形になる