「act」と「action」の意味と使い方の違い。複数形「actions」の意味に注意!

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act と action の意味と違い

 

act」と「action」は名詞で、どちらも「行動 / 行為」という意味があります。

 

 

ただし、ニュアンスは少し異なります。

act → ある1回の行為 / 具体的な行為

 

action → 一連の行動 / 行動に移す

 

日本語に訳す際は、「act = 行為」「action = 行動」と訳せる場合が多いです。

 

 

例文

Touching your hand is an act of courage for me.

 

→あなたの手に触れることは私にとって勇気の行為です。

 

「(好きな人の)手に触れるという行為は勇気がいること」という意味ですが、ここでは「手に触れるという1回の行為」のニュアンスを持ちます。

 

 

 

例文

What's your plan of action to accomplish your goals?

 

→目標を達成するための行動計画はなんですか?

 

これは「目標達成までの一連の計画」というニュアンスになります。

 

 

「act」と比べると、「action」の方が幅広い範囲を持つイメージです。

 

 

take action の意味と使い方

 

take action」の意味は「行動をとる」です。

 

 

take courageous action(勇気ある行動をとる)」のように、真ん中に形容詞を置くこともできます。

 

 

例文

We must take strategic action.

 

→我々は戦略的な行動をとらなければならない。

 

 

Taking courageous action means facing your fears.

 

→勇気ある行動をとるということは恐怖に立ち向かうことを意味する。

 

 

The lawyer recommended that his client take legal action against the insurance company.

 

→弁護士は依頼人に、保険会社に対して法的手段を取る事を勧めた。

 

(引用: DUO3.0 例文45)

 

複数形「actions」の意味

 

複数形「actions」になると「振る舞い」や「(日頃や自分の)行い」という「個人の行為・行動」という意味になります。

 

例文

Her actions reflect her character.

 

→彼女の振る舞いは彼女の性格を反映している。

 

 

You must take responsibility for your actions.

 

→自分のやったことには責任を取らねばならない。

 

(引用: ウィズダム英和辞典第四版)

 

ことわざ「Actions speak louder than words.」の意味

 

Actions speak louder than words.」は直訳だと「行動は言葉よりも雄弁である」です。

 

 

これは、

言葉よりも行動することが大切で価値がある

 

言うよりもやる方が大事

 

言葉よりも行動が大事

という意味になり、1つの格言として使われます。

 

 

まとめ

 

・名詞の「act」と「action」は、どちらも「行動 / 行為」という意味

 

 

・「act」は「ある1回の行為 / 具体的な行為」

 

・「action」は「一連の行動 / 行動に移す」

 

 

・複数形「actions」の意味は「振る舞い」や「(日頃や自分の)行い」という「個人の行為・行動」を表す