「always」は「いつも」や「常に」と訳されます。
しかし、その訳がぴったりくるのは現在形だけです。
この記事では、「always」の本来の意味と使い方を例文を交えて見ていきます。
- 現在形の always の意味
- 未来形の always の意味
- 完了形の always の意味
- always を入れる位置
- almost always の意味
- always の語源
- always の例文
現在形の always の意味
現在形で使われる always の意味は「いつも」です。
I always jog in the morning.
→私はいつも朝にジョギングをします。
現在形は普段のことを表すので、「I jog in the morning.」だけでも普段ジョギングをしていることを表しています。
そこに「always」を入れることで「いつもしている」と強調させることができます。
次の例文も同じ考え方です。
I always get up at 6.
→いつも6時に起きています。
She always helps me.
→彼女はいつも助けてくれる。
現在進行形の場合
現在進行形で使われる場合は「いつも~している」になり、行為の繰り返しを強調させる働きをします。
有名な例文がこちらです。
He is always complaining.
→彼はいつも文句ばかり言っている。
「He is complaining.(彼は文句を言っている)」に「always」を加えることにより、「いつも文句を言っている」となります。
未来形の always の意味
未来形で使われる always の意味は「(これから)ずっと」や「いつまでも」です。
次の文は、よくある「will + always」の形です。
It will always be free.
→これからずっと無料です。
これを「これからいつも無料です」と訳すと、通じはするものの少し不自然です。
次の文も同様です。
I will always remember this moment.
意味は「私はこの瞬間をずっと覚えているだろう」で、「いつまでも覚えている」ことを表しています。
完了形の always の意味
完了形で使われる「always」の意味は「(これまで / 今まで)ずっと」です。
日本語に訳す際は「以前から」や「昔から」がしっくりくる場合もあります。
I have always loved you.
意味は「(昔から)ずっと愛しています」で、日本語的に言うなら「今までずっと好きでした」ということを表しています。
「彼女は昔からアメリカが好きです」
なら
「She has always liked the U.S.」
となります。
always を入れる位置
「always」の品詞は副詞です。
これをどこに入れるのかというと、notの位置です。
先述の例文で見てみます。
「I get up at 6.」を否定文にすると「I don't get up at 6.」です。
そこから、「I always get up at 6.」になります.
進行形の場合は「be動詞 + not + 動詞のing」の語順です。
そこから、「He is always complaining.」となります。
完了形の否定形は「have + not + 動詞の過去分詞」です。
よって、「I've always loved you.」になります。
よく、置かれる位置の説明として「be動詞のあと」や「動詞の前」と言われますが、「not(否定語)の位置」と覚えた方が分かりやすいと思います。
almost always の意味
「almost always」の意味は「ほとんどいつも」で、現在形で使われることが多いです。
日本語と同じで、「常にではないけど、大体そうである」のニュアンスを持ちます。
I almost always go to work by train.
→だいたいいつも電車で通勤している。
The answer is almost always no.
→答えはほとんどノーです。
I almost always have to use a 3D model.
→ほとんどいつも3Dモデルを使わなければいけません。
The temperature in this area is almost always below zero throughout the winter.
→このエリアの気温は冬を通してほとんど氷点下です。
always の語源
always の本来の意味は「ずっと」です。
何故かというと、理由は語源にあります。
「always」は古英語「ealne weg」に由来しますが、これには「ずっと」という意味がありました。
そこから「all the way(ずっと)」が生まれ、それが縮まって「always」になります。
綴り的には、この「s」は副詞を作る接続詞の役割を果たします。
「sometimes(時々)」や「nowadays(最近 / 近頃)」も、その「s」を意味します。
always の例文
I'm always with you.
→いつもあなたと共に。
I will always love you.
→(これからも)ずっと愛します。
→いつまでもあなたを愛し続けます。
He always get home in time for dinner.
→彼はいつも夕食の時間に間に合うように帰宅する。
I will always remember you.
→ずっとあなたのことを覚えています。
I've always looked up to you.
→ずっとあなたを尊敬しています。
I've always been a fan of his art.
→以前から彼のアートのファンです。
I've always wanted you to come back.
→ずっと戻って来て欲しいと思っています。