- following の意味と使い方
- 前の単語を修飾する「following」
- followed by の意味と使い方
- 形容詞の「following」の使い方
- 受動態の「A be followed by B」
- まとめ
following の意味と使い方
「following」の意味は「~に続き」です。
これは動詞「follow(~に続く)」を現在分詞にした形です。
簡単な覚え方は「after」です。
Following the presentations, there was a question-and-answer session.
→プレゼン(発表)の後、質疑応答の時間がありました。
(引用:ENGLISH EX p104)
これは「プレゼンに続き、質疑応答の時間があった」と同じです。
「講義に続いて、~があった」なら「Following the lecture, there was ~」となります。
following と after の違い
「following = after」かというと、若干ニュアンスが異なります。
「following」は「~に続いて~した」のような連続性のニュアンスが含まれます。
先ほどの例文だと、「プレゼンに続き、(そのプレゼンに関する)質疑応答の時間があった」ことを意味します。
一方、「after」は連続性がない場合でも使われます。
例えば、「仕事が終わった後にジムに行った」は「After work, I went to the gym.」です。
これは仕事とジムは別の行為と考えることができます。
しかし、明確な区別が必要ない場合、会話レベルではどちらも同じように使われることが多いです。
仮に「仕事の後、(仕事のストレスを発散させるために)ジムに行った」のニュアンスで言っていた場合、連続性が含まれています。
しかし、結局は仕事の後にジムに行ったという事実は、「following」でも「after」も同じです。
前の単語を修飾する「following」
文中に入り、前の単語を修飾する場合もあります。
The period following the Middle Ages is called the Renaissance.
→中世の後の時代はルネッサンス期と呼ばれる。
(引用:ENGLISH EX p104)
「The period following the Middle Ages(中世の後に続く時代)」で、文法的には形容詞句として「period」を修飾しています。
followed by の意味と使い方
「followed by」の意味は「その後に~が続く」です。
文章的には「~があった、そしてその後に~が続いた」の構造で、分詞構文として前の文に付属しています。
The event was opened with the lighting of the lamp, followed by his speech.
→そのイベントはランプの点灯に始まり、その後に彼のスピーチが続いた。
この文は「ランプの点灯があり、それに続いて彼のスピーチがあった」という順序です。
直訳の「ランプの点灯があり、彼のスピーチが続かれた」と考えると少し分かりやすいかもしれません。
「following」の「~に続き、~があった」とは順序(考え方)が異なるので注意が必要です。
その他の例文
Our main market is North America, followed by Western Europe and China.
→我々の主要な市場は北米で、その次に西ヨーロッパと中国が続きます。
(引用:ENGLISH EX p120)
この文も、「主要な市場は北米、それに続き、西ヨーロッパと中国」となります。
形容詞の「following」の使い方
「following」は形容詞としても使われます。
名詞の前に置き、「次の~」や「以下の~」という意味になります。
They had arranged to go fishing the following morning.
→彼らは翌朝に魚釣りに出かける準備を整えていた。
(引用:ALL IN ONE Basic p222)
The following passage is quoted from a well-known fable.
→以下の一説は有名な寓話からの引用です。
(引用:DUO3.0 例文14)
The following chapter is mainly concerned with the beneficial influence of moderate exercise on health and well-being.
→次の章では主として、適度な運動が健康と幸福感に及ぼす有益な影響について話します。
(引用:ALL IN ONE 例文76)
以上の「following」は「the next morning」「The next passage」「The next chapter」と言い換えることが可能です。
そして、「following」の方がフォーマルな言い方になります。
受動態の「A be followed by B」
受け身の「A be followed by B」の形で「Aの後にBが続く」となります。
こちらは時系列順と丸暗記するのが圧倒的に分かりやすいです。
Saturday is followed by Sunday.
→土曜日の後に日曜日が続く。
→土曜日の後に日曜日が来る。
The meal was followed by coffee.
→食事の後にコーヒーが続いた。
→食事の後にコーヒーが出た。
The lamb stew was followed by a delicious cake.
→仔羊の煮込みの後においしいケーキが出た。
(引用:ウィズダム英和辞典第4版)
このように、「Aの後にB」という順序なので、他の使い方と比較すると理解しやすくなっています。
まとめ
・「following ~」は「~に続き / ~の後に」
・簡単に言うと「after」
・連続性の有無というニュアンスの違いはあれど、区別なく使われることも多い
・「名詞 + following ~」の形で前の名詞を修飾することもできる
・形容詞「following」は「次の~ / 以下の~」で、意味的には「next」と同じ
・「followed by A」は「(~があり、)その後にAが続く」
・「following A(Aの後、~だ)」とは順序が異なるので注意
・受け身「A be followed by B」は「Aの後にBが続く」
・時系列順と考えると分かりやすい