・あと10分
・残り何分
・~まであと何分
などの「あと何分」や「残り何分」。
それぞれ言い方が少し異なるので、例文を交えながら使い方を見ていきます。
- 英語で「あと何分」は「in X minutes」
- 「残り何分」の2つの言い方
- 「~まで何分」は「until」で続ける
- 相手に「あと何分ですか?」と聞きたい場合
- How much time との違いに注意
- まとめ
英語で「あと何分」は「in X minutes」
例えば、「あと10分」なら「in 10 minutes」になります。
また、「○○分後」と訳すこともできます。
She will get home in 10 minutes.
→彼女はあと10分で家に着きます。
The bus will arrive in 20 minutes.
→バスはあと20分で到着します。
→バスは20分後に到着します。
The event will start in 30 minutes.
→イベントはあと30分で始まります。
→イベントは30分後に始まります。
I'll be there in about 40 minutes.
→あと約40分で着きます。
「残り何分」の2つの言い方
例えば、「残り30分」なら「have 30 minutes left」になります。
「left」は「残り」を表していますが、日本語的には「あと30分」と訳しても自然です。
We have 30 minutes left.
→残り30分です。
→あと30分です。
また、「There is 構文」を使い、「残り~分ある」と言うこともできます。
There are 15 minutes left.
→残り15分です。
映画『ミッション:インポッシブル3』の例文
You have maybe four minutes left.
あと4分の命だ
イーサン・ハント(トム・クルーズ)の体に仕掛けられた爆弾があと4分で爆発するというシーンです。
直訳だと「お前はおそらく4分残っている」です。
そして、対象が個人だけの場合、主語は「I」や「You」に変わります。
このセリフは「お前に残された時間は4分」という文脈なので、「You have」になっています。
もし仮に、大規模な爆発が起こるような場合なら「We have four minutes left.」となってもおかしくはありません。
何故なら、「我々」という複数人に影響が及ぶからです。
SHERLOCK(シャーロック)の例文
Going by her usual routine, I estimate she had another 2 minutes left.
ハドソンさんのいつものルーティーンから判断すると、彼女にはあと2分残っていると計算できる
(引用:ドラマ『SHERLOCK』シーズン4 エピソード3)
「another 2 minutes」は「もうあと2分」です。
「go by」には「~に基づいて判断する」や「~に従う」という意味があります。
SO2Rの例文
One minute left, Chief.
「残り1分です、チーフ」
このように、主語などが省略されることもよくあります。
注意点は、「1分」の場合は単数形「minute」になる点です。
「~まで何分」は「until」で続ける
「~まで」と言いたい場合は、後ろに「until +名詞 or SV(主語動詞)」の形で続けます。
It’s 15 minutes until midnight.
→午前0時まであと15分です。
We have 15 minutes left until the meeting.
→ミーティングまであと15分です。
カジュアルな場面では、数字から始まることも多いです。
45 minutes left until new years!
→新年まであと45分!
15 minutes left until kickoff.
→キックオフまで残り15分。
相手に「あと何分ですか?」と聞きたい場合
英語で「あと何分ですか?」は「How many minutes」を使います。
How many minutes left?
→残り何分ですか? / あと何分ですか?
How many minutes until they come?
→彼らが来るまであと何分ですか?
How many minutes will it take?
→あと何分掛かりますか?
How much time との違いに注意
「どのくらいの時間」と言う場合は「How much time」になります。
How much time do we have left?
→どのくらいの時間が残っていますか?
→残り時間はあとどのくらいですか?
Do you know how much time it takes to do all this?
→これを全てやるのにどのくらいの時間が掛かるか分かりますか?
まとめ
・「あと○○分」は「in ○○ minutes」
・「○○分後」とも訳せる
・「残り○○分」は「We have ○○ minutes left.」と「There are ○○ minutes left.」の形
・個人だけのことに関しては「I have」や「You have」の形になる
・カジュアルでは主語を省略して数字から始まることも多い
・「1分」の場合は単数形「minute」になる
・「あと何分ですか?」は「How many minutes」を使う
・「How many minutes left?(残り何分?)」や「How many minutes until ~(~まであと何分?)」など応用が可能
・「どのくらいの時間」は「How much time」の形になる点に注意
これらは「あと何日」と同じ使い方になります。
詳しくは「英語で「~まであと何日」の3種類の言い方。あと何日か聞きたい場合は?」の記事をご覧ください。