「Jack of all trades(, master of none)」の意味と2つのニュアンス。その語源とは?

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Jack of all trades の意味

 

Jack of all trades」の意味は、日本語でいう「何でも屋」です。

 

 

言い換えると「色々なことができる人」になります。

 

 

例文

My uncle is a Jack of all trades.

 

→私の叔父は何でも屋です。

 

 

She's a Jack of all trades when it comes to sports.

 

→彼女はスポーツに関して何でも屋です。

 

※スポーツなら何でもできる

 

2つのニュアンス

 

この「何でも屋」には2つのニュアンスがあります。

 

2つのニュアンス

何でもできる人

 

・日本語のことわざ「多芸は無芸」や「器用貧乏」に相当

 

文脈によっては「有能な人」。

 

 

そして、それとは逆の「知識は広いけど、専門的な知識は何もない人」のような意味でも使われることがあります。

 

 

その場合は「master of none」を後ろに続け、「Jack of all trades, master of none(何もマスターしていない何でも屋)」と意味を明確にすることもあります。

 

 

Jack of all trades の語源

 

「Jack of all trades」の語源は16~17世紀のイギリスに遡りますが、出どころは諸説あり不明です。

 

 

Jack」は特定の人物を指しているわけではなく、日本語でいう「太郎」に当たります。

 

trade」は「(物などの)トレード」としてカタカナでも使われていますが、「職業」という意味もあります。

 

 

 

当時は「Jack of all trades」は「褒め言葉のみ」で使われていました。

 

しかし、18世紀には「master of none」が加えられて批判的な意味でも使われるようになっていきます。

 

 

 

そこから、現在の「Jack of all trades」には2つのニュアンスが含まれており、文脈によって意味が変わることになります。