「leave A with B」の意味と使い方。「leave A to B」との違いに注意!

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leave A with B の意味と使い方

 

leave A with B」の意味は「AをBに預ける / 任せる」です。

 

例文

I'm going to leave the kids with their grandparents tonight.

 

→今夜、子供たちを祖父母に預けるつもりです。

 

 

Don't leave the keys with them.

 

→彼らに鍵を預けないで下さい。

 

 

I'll leave it with the receptionist for you.

 

→フォルダーはあなた宛てに受付係に預けるわ。

 

※it = フォルダー

 

(引用: 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 p282)

 

 

このように、「人に何かを預ける」となり、Aには物理的なものが置かれます。

 

 

 

何故こうなるかを前置詞の意味から考えると、「leave A with B = Bと共にAを置いてくる」になります。

 

 

l left my keys with him.」なら「彼と共に私の鍵を置いてきた = 彼に鍵を預けた」というイメージです。

 

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のセリフ

 

Do you really think it's safe, leaving him with these people?

 

校長 本当にあの一家に預けるおつもり?

 

物語の序盤、赤ちゃんのハリーをダーズリー家に預ける場面のマクゴナガル先生のセリフです。

 

 

leave him with these people」は「彼(ハリー)をあの人たち(ダーズリー家の人たち)に預ける」となります。

 

 

ここでは現在分詞として前の文と繋がっています。

Do you really think it's safe(本当に安全だと思いますか)

 

+

 

leaving him with these people?(ハリーをあの一家に預けても?)

 

 

ハリーをあの一家に預けて本当に大丈夫だと思いますか?

 

[関連記事]

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のセリフで英語の勉強

 

FF16の例文

「leave A with B」の意味と例文

FF16より

Speaking of which, I brought one for later. can I leave it with you?

 

「そういえば、今後のために持ってきた。あなたに預けてもいいですか?」

 

speaking of ~ → ~といえば

 

※which は前の文を指している

 

 

for later → あとで~するために / 今後のために

 

「leave A to B」の意味と使い方

 

似た表現に「leave A to B」があり、意味は「AをBに任せる」です。

 

 

「leave A with B」との違いは「物理的なものかどうか」にあります。

 

例文

I'll leave the decision to you.

 

→決定をあなたに任せます。

 

 

I'm going to leave this project to her.

 

→このプロジェクトを彼女に任せるつもりです。

 

 

Leave it to me!

 

→私に任せて!

 

このように、「leave A to B」のAには物理的ではないものが置かれます。

 

 

 

この「to」は「~へ」を意味し、「leave this project to her」なら「このプロジェクトを彼女の方へ渡す = 彼女に任せる」というイメージになります。

 

「AをBに残す」の意味にもなる

 

leave A to B」は「A(遺産や遺言など)をBに残す」の意味でも使われます。

 

 

こちらの「to」も「AをBの方へ渡す」というイメージになり、Aには遺産や遺言など残すものが入ります。

 

例文

She left her real estate to her son.

 

→彼女は息子に不動産を(遺産として)残した。

 

「leave A to do」の意味

 

注意点は、「leave A to +動詞の原形」の形になると「~するためにAを去る / 辞める」という意味になる点です。

 

例文

He left his job to become a full-time writer.

 

彼は仕事を辞めてプロの物書きになった.

 

(引用:ウィズダム英和辞典第4版)

 

 

この用法は、「He left his job.(彼は仕事を辞めた)」という文に「to become a full-time writer(プロの物書きになるために)」という to不定詞が続いた形です。

 

これまで見てきた用法とは異なるので注意が必要です。

 

 

まとめ

 

・「leave A with B」は「AをBに預ける / 任せる」

 

・Aには人やモノなど物理的なモノが入る

 

 

・「leave A to B」は「AをBに任せる」

 

・Aは行動や意思決定など、物理的ではないものが入る

 

 

・「leave A to B」は「A(遺産や遺言など)をBに残す」の意味にもなる

 

 

・「leave A to +動詞の原形」の形になると「~するためにAを去る / 辞める」になる点に注意

 

・この「to」は to不定詞