「phenomenon」と複数形の「phenomena」。
その意味と語源とは。
そして、なぜこのような違いになるのでしょうか。
「phenomenon」と「phenomena」の意味と読み方
「phenomenon」は「現象」「事象」「事件」などという意味の名詞です。
その複数形が「phenomena」です。
カタカナ語を当てると
・「phenomenon」=「フィナマナン」
・「phenomena」=「フィナマナ」
になります。
どちらも「ナ」にアクセントがあります。
その他の「phenomenon」
他にも「驚異的なもの(人)」や「並外れている」という意味があります。
ブラジルのサッカー選手だったロナウドが「フェノーメノ」と呼ばれていました。
それは「phenomenon(フィナマナン)」のポルトガル語バージョンです。
ロナウドのプレイが脅威的であり、超常現象的なことからフェノーメノでした。
しかし、日本では「怪物」と呼ばれることが多いです。
日本にはフェノーメノと名付けられた競走馬もいました。
生涯成績18戦7勝。
黒い体が光る馬です。
フェーン現象は「(the) Foehn phenomenon(またはFoehn wind)」。
超常現象は「paranormal phenomena」。
「phenomenal」は形容詞で、「驚異的な」「驚くべき」という意味です。
「phenomenon」語源
「phenomenon」は古代ギリシア語「phaino」に遡れます。
意味は「輝く」や「現れる」。
その「phaino」は「輝く」や「光る」という意味の印欧語(インド・ヨーロッパ語)「bheh-(bʰeh₂-)」が語源のようです。
先述したように、ポルトガル語では「フェノーメノ」と言います。
スペイン語でも同じ綴りで、発音もほぼ同じです。
どちらかと言うと、発音は「フェノメノ」に聞こえます。
映画「フェノミナン」
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