「crave」は「欲しい」という意味があります。
似た単語には「want」がありますが、違いは何かあるのでしょうか。
この記事では、それぞれのニュアンスと使い方を1つずつ見ていきます。
crave の意味と want との違い
「crave(クレイヴ)」には「~が欲しい」という意味があります。
意味的には「want」と同じです。
しかし、want との違いは、その求める強さが違います。
「want」が「欲しい」だとすると、「crave」は、
・切望する
・渇望する
・熱望する
など、より強い欲求を表します。
また、「crave to ~」の形で「~したい」のように使うこともできます。
カジュアルであれば、「めっちゃ~したい」と訳せるかもしれません。
使い方は want to と同じです。
crave for の意味と使い方
他にも「crave for」の形もあります。
これは主に食べ物や飲み物に使われますが、必ずしもそうとは限りません。
「crave for 食べ物」も「crave 食べ物」も、どちらも見掛けます。
そして、「I'm craving for ~」のように、進行形でも使われるのが特徴です。
※他にも「(~を)請願する」「(~を)要求する」という意味もあります。
crave の語源と craft との関係
「crave」はまず古英語「crafian」に遡ります。
基本的な意味は「請願」や「権利による要求」など、「求めること」にあります。
その「crafian」は、「力」という意味を基礎に持つ「krabojan」という北ゲルマン語群の単語が語源です。
そして、中世で「ひたすら求める」という意味を通して、現在の意味になっていきます。
「crave」の請願や要求という意味の出所が推測できます。
それと、ペーパークラフトなどの「craft」とも語源的に関係があると言われています。
「craft」は「~を作る」という動詞。
そして、「技能」「仕事」「工芸品」などという意味の名詞です。
古英語「craft」はゲルマン祖語「krab- / kraf」から来ています。
その基本的な意味は「power」「strength」「mighty」のような「フィジカル的な力やスキル」。
そして、そのフィジカル的要素から、「技術や手先を使うような skill や art」という要素を通過して、今に至ります。
「crave」と「craft」は、どちらも「力」が根底にあります。
発音も遠からずです。
crave の例文
I'm craving for cheesecake.
→チーズケーキがめっちゃ食べたい。
I crave to see you.
→あなたにめっちゃ会いたい。
I crave to be stronger.
→より強くなりたい。