ことわざ "practice makes perfect" の本当の意味は「習うより慣れろ」ではない!

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practice makes perfect の意味

 

practice makes perfect」の意味は、日本語の「継続は力なり」に相当します。

 

 

直訳すると「練習は完璧を作る(完璧にする)」ですが、そのままでもニュアンスは掴めると思います。

 

練習を積み重ねてゴールに近づいていくイメージです。

 

 

 

これは頑張っている相手への励ましの言葉という使い方もできます。

 

 

「practice makes perfect = 習うより慣れろ」は間違い?

 

「practice makes perfect」は「習うより慣れろ」と訳される場合があり、辞書などでもこちらの意味で載っていることがあります。

 

 

しかし、英英辞典を見ると、若干異なっています。

 

 

used to say that if you do an activity regularly, you will become very good at it

 

(引用:ロングマン現代英英辞典/practice-makes-perfect

 

 

said to encourage someone to continue to do something many times, so that they will learn to do it very well

 

(引用:Cambridge Dictionary/practice-makes-perfect

 

 

どちらも「regularly(定期的に)」や「continue(続ける)」があるように、「慣れ」よりも「継続して良くなる」の意味合いがあります。

 

 

 

習うより慣れろ」の「人に教えられるよりも、自分で経験を重ねて慣れていく方が身につく」と重なる部分はあれど、少し異なります。

 

practice makes perfect の文法

 

「practice makes perfect」は文法が少しおかしいと言われることがあります。

 

 

文法通りに当てはめるなら、形容詞「perfect」ではなく、名詞「perfection」を置きます。

 

 

しかし、ことわざは文法にとらわれない事がよくあるため、そのままの形で覚えておきます。

 

 

英語で「習うより慣れろ」

 

では、英語で「習うより慣れろ」は何と言うのでしょうか。

 

 

日本語に近いのは、

Experience is the best teacher.

 

→経験は最良の先生である

この表現だと思います。

 

 

 

もちろん、日本語の諺や慣用表現をそのまま英語にするのは難しいため、「Practice makes perfect.」も「Experience is the best teacher.」も、英語の持つイメージそのままに捉えておいた方が無難です。