tend to agree の意味
「tend to」は「~しがち」という意味が有名です。
しかし、「tend to agree」の「tend to」は「どちらかというと~だ」として使われています。
よって、「I tend to agree.」は「私はどちらかというと賛成です」という意味になります。
tend to の役割
この「tend to」には言葉を和らげる効果があります。
日本語でも同じで、「私は賛成です」と断言するよりも、「どちらかと言えば賛成ですね」と、1つクッションを挟むことで少し距離を置けるのと同じです。
tend to think の意味と使い方
以上のことから、「tend to think」も「どちらかというと~だと思います」や「~のようだ」という意味になります。
こちらも同様に、意味的には実質「think」と同じですが、「~だと思います」と断言するよりも、「どちらかと言えば~だと思いますね」や「~のようですね」とした方が柔らかく聞こえます。
I tend to think that I’m good at handling stress well.
→どちらかと言うと、私はストレスに対処するのが得意だと思う。
I tend to think that we have some outdated regulations.
→時代遅れの規制もあると思う。
I tend to think that the rural communities in Scotland were like that.
→スコットランドの田舎のコミュニティはそのような感じだったと思う。
tend to think の意味の区別の仕方
「考えがち」や「考える傾向にある」との意味の区別の仕方は主語です。
「どちらかというと」の場合は「I tend to think(+ that節)」になる場合が多いです。
何故なら、そう考えているのは基本的に自分だからです。
逆に「People tend to think(+ that節)」のような文なら、「人々は~と考える傾向にある」となり、その方が自然です。
映画『キューブ』の tend to agree
映画『Cube(1997年)』にこのようなセリフが出てきます。
All right. I tend to agree.
俺も同意見だ
立方体(キューブ)の中に閉じ込められた男女5人が、このキューブとは何なのかについて話しているシーンで、ある男が「議論しても無駄だ。出口を探して進む」と言います。
それに対し、もう一人の男が言ったセリフが「All right. I tend to agree.」でした。
日本語字幕では「俺も同意見だ」になっていますが、要は「俺もどちらかといえばそれに賛成である」となります。