英語で「しくじる」のスラング的表現
英語で「しくじる」は「blow it」を使って表現することができます。
I blew it!
→しくじった!
※ blew は blow の過去形
また、 it の代わりに具体的な名詞を置くこともできます。
I blew my chance.
→チャンスを不意にしてしまった。
これは主にアメリカで使われるスラング表現です。
「しくじる」は何かに失敗したり、やりそこなったりする時に使われます。
最近だと「やらかす」と訳すこともできます。
では、何故「blow it = しくじる」になるのでしょうか。
「blow it」が「しくじる」になる理由
「blow」には、非常に多くの意味があります。
・(風が)吹く
・(物が)吹き飛ぶ
・(息を)吐く
・(笛などが)鳴る
・爆発する
・~を吹く
・~を吹き飛ばす
・(楽器など)~を鳴らす
・(鼻)をかむ
・~を不意にする / 台無しにする / 逃す
この中で、他動詞の「~を不意にする」という意味が「しくじる」に繋がります。
「チャンスなどを吹き飛ばす」とイメージすると分かりやすいかもしれません。
そこから、過去形の「Blew it!」で「チャンスを台無しにしてしまった・良い機会を逃してしまった・失敗してしまった」=「しくじった!」と言うことができます。
例文
I really blew it.
→完全にやらかした。
Don't blow it!
→しくじるなよ!
She blew her audition the other day.
→彼女は先日のオーディションでしくじってしまった。
I can't believe he blew his only chance.
→彼が唯一のチャンスを台無しにしたとは信じられない。
まとめ
・英語で「しくじる」は「blow it」を使う
・「blow +名詞」で具体的にすることもできる
・他動詞「blow」の「~を不意にする」という意味から来ている
・主にアメリカで使われるスラング的表現
似た表現には「screw up」があります。