「get to +動詞の原形」の意味と使い方
「get to +動詞の原形」には「(嬉しいことなどを)することができる」という意味があります。
I got to see Keanu Reeves!
→キアヌ・リーブスに会えた!
これは「会いたかったキアヌ・リーブスに会うことができた」というニュアンスになります。
And I really do get to fly through the sky!
→しかも、私は実際に空中を飛行する機会を得ているのです!
(引用:速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4 p180)
この文は「子供の頃、宇宙飛行士になって宇宙船で月に行くのが夢だったけど、それは叶わなかった。しかし今はパイロットになって空を飛ぶことができている」という文脈で使われています。
そして、これを否定文にすることで「~(をしたかったけど)することができなかった」と表現することができます。
英語で「(~したかったけど)できなかった」の言い方
例えば、「(本当は私も遊びに行きたかったけど)行けなかった」はこうなります。
I didn't get to go.
→行けなかった。
「キアヌ・リーブスに会いたかったけど会えなかった」なら「I didn't get to see Keanu Reeves.」となります。
I didn't get to see the movie.
→その映画を観ることができなかった。
I wanted to go to the concert, but I didn't get to.
→そのコンサートに行きたかったけど行けなかった。
I didn't get to visit the historic site during my trip.
→旅行中にその歴史的な場所に行くことができなかった。
couldn't や was not able to との違い
「couldn't」と「was not able to」も「~できなかった」という意味になります。
しかし、こちらはどちらかというと「できなかったという事実」を示しています。
一方、「didn't get to」は「できなかったという残念な気持ち」が含まれています。
まとめ
・「get to +動詞の原形」は「(嬉しいことなどを)することができる」
・「didn't get to」は「(したかったけど)できなかった」という「残念な気持ち」が含まれる
・「couldn't」や「was not able to」は「できなかったという事実」を述べている
get には沢山の使い方があるので、こちらと合わせてご覧ください。
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