「go home」「get home」「come home」は、いずれも「家に帰る」と訳すことができます
しかし、英語の意味はそれぞれ微妙に異なります。
この記事では、それぞれの使い方とニュアンスを例文を交えながら見ていきます。
go home の意味
「go home」は「(出かけ先から)家に帰る」です。
I went home at 7 PM.
→午後7時に帰りました。
この文は、「(会社などから)午後7時に家に向かって出発した」のニュアンスを持ちます。
「Let's go home.(家に帰ろう)」なら「これから家に向かいましょう」となります。
get home の意味
「get home」は「家に着く」です。
I got home at 8 PM.
→午後8時に家に着きました。
これは「午後8時に家に到着した」ことを意味しています。
I can't wait to get home.
→家に帰るのが待ち遠しいです。
これは「家に着くのが楽しみ」のニュアンスです。
What time did you get home?
→何時に家に着いたの?
これは文字通り「着いた時間」を聞いています。
「get to 場所」の意味と使い方
「get to +場所」は「場所に着く」という意味があります。
有名なのは次の例文です。
Can you tell me how to get to the station?
→駅への行き方を教えてくれますか?
直訳すると「駅への到着の仕方」になります。
注意点は、「home」は副詞なので、「get to home」ではなく「get home」の形になります。
これは「get there(そこに着く)」も同じです。
come home の意味
「come home」は「(話している人の場所に)帰る」です。
例えば、家にいる家族に電話やメールで「今帰ります」と言いたい時は「I'm coming home.」になります。
これは「話している家族のいる家に帰ります」のニュアンスです。
考え方は、「今(あなたのところに)行きます」が「I'm coming.」になるのと同じです。
What time did you come home yesterday?
→昨日何時に帰ってきたの?
これは質問している人とその相手が家にいる状態で聞いています。
こちらは「come home」を「この家に帰って "来た"」と考えると分かりやすいと思います。
go と come の違いについては「go と come の違いと使い分け【come が「行く」になる時】」の記事もご覧ください。
まとめ
・「go home」は「出かけ先から家に帰る」
・「get home」は「家に到着する」
・「come home」は「(相手や話し手のいる場所に)帰る」