be intimate with の意味と使い方
形容詞「intimate」の意味は「親しい」や「仲のよい」、「(知識などがあって)詳しい」として辞書に載っています。
そして「be intimate with ~」は「~と親しい」と訳されますが、これには「性的な親しさ」のニュアンスを持ちます。
これはスラング的な意味ではなく、日常で頻度が高く使われるのはそのようなニュアンスです。
例えば、相手に「彼とは仲がいいんですか?」と聞きたくて「Are you intimate with him?」と言ったとします。
しかし、これは「彼とは体の関係があるのかどうか」という意味に誤解されかねないので注意が必要です。
例文
もう1つ例文を見てみます。
One day, I caught Mr.Cooper being intimate with his secretary.
→ある日、私はクーパー氏が彼の秘書と親しくしているところを見てしまった。
(引用:ENGLISH EX p522)
この例文も普通の親しさではないので、「見てしまった」となります。
以上のように、「be intimate with ~」は「~と(そっちの意味で)親密である」のニュアンスが含まれるので注意が必要です。
intimate の使い分けと覚え方
目的語が人以外の場合は、そのようなニュアンスにはなりません。
また、「intimate +名詞」の形でもなりません。
文法用語で言えば、「be intimate」という叙述用法の時に性的なニュアンスが生まれる、と考えると覚えやすいと思います。
「intimate +名詞」という限定用法では生まれません。
intimate の語源
intimate の語源はラテン語「intimus」にあります。
意味は「最も深い / 最も内側」です。
そこには「深い関係にあること」があり、現在の「親密に」に繋がります。
つまり、ただの関係ではなく「深い / 内側の関係」の意味が語源に含まれています。
英語で「仲がいい」は「close」
一般的に「仲がいい」を表すのは「close」です。
「Are you close with him?」なら「彼と仲がいいですか?」になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
・「be intimate with ~」は「性的な親しさ」の意味合いがあるので注意
・「仲がいい」は「close」を使う
・性的な意味を持つのは「be intimate」という叙述用法の時
・「intimate +名詞」という限定用法では生まれない
・人以外に言及する時もそのようなニュアンスはない