「タダ同然」は「next to nothing」
英語で「タダ同然」は「next to nothing」を使って表すことができます。
I bought this hat for next to nothing.
→この帽子はタダ同然で買った。
否定の前の「next to」は「ほとんど」になる
「next to ~」の意味は「~の隣に」や「~の次に」です。
しかし、否定の前に付くと、「ほとんど」という意味になります。
そこから、「next to nothing」=「ほとんどない」となります。
意味的には「almost」と考えると分かりやすいと思います。
使用例
以上のことから、「タダ同然」は、
・cost next to nothing
→ほとんどないコスト=ほとんど無料=タダ同然
・cost me next to nothing
→私にほとんどないコストがかかる=タダ同然
・for next to nothing
→タダ同然で
となります。
似た表現には「dirt cheap」と同じです。
→「dirt cheap」の意味。「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」の元ネタは?
DUO3.0の例文
否定の「next to」の使い方に関しては、DUO3.0にこのような例文があります。
"Are you familiar with contemporary literature?"
"I know next to nothing about it."
↓
「現代文学に詳しいですが?」
「ほとんど知りません」
(引用:DUO3.0 例文15)
これは「それについてほとんど知っていることはない」という、否定に付く「next to」の使い方として分かりやすい例文になっています。
next to の例文
He sold his car for next to nothing 3 years ago.
→彼は3年前に車をタダ同然で売った。
This camera cost me next to nothing.
→このカメラはタダ同然だった。
I got this for next to nothing at a flea market.
→これをフリーマーケットでタダ同然で手に入れた。
It's next to impossible.
→ほとんど不可能。
I know next to nothing about the history of that country.
→その国の歴史についてほとんど知らない。
It's next to the post office.
→郵便局の隣です。
We sat next to each other.
→私たちは隣同士に座った。