・何度聞いても聞き取れない音がある
・単語同士が短縮されすぎていて聞き取れない
・思っていた音と違う発音だった
・実際にどのように発音されているのか分からない
・シャドーイングでついて行けない
・そもそも真似して発音できない
このような問題に直面したら、英語音声を低速で再生し、コピーするように発音する練習方法がおすすめです。
この記事では、スロー再生の効果と具体的な方法を紹介しています。
低速再生を使った発音練習はリスニングとスピーキングに効果的
英語音声の再生速度を0.5倍まで落とすと、音の消失やリンキング(音と音の繋がり)、発音の細かい部分などもハッキリ聞こえます。
そうすることで、実際にはどのように発音されているのかが分かります。
最終目標は等倍で文章全体のリスニングや発音(音読)ができるようにすることです。
難しければ、0.5倍→0.75倍→等倍と少しずつ速度を上げていきます。
この練習方法のメリットは、曖昧な音がハッキリ聞こえることと、スピーキングで自然な発音に近づけることです。
更に、正しい音が分かるとリスニングの力も上がるため、一石二鳥です。
低速でコピーやオーバーラッピングをする
効果的な練習方法は2つあります。
1つは、まずスローで1英文を聞いて、その後に真似する方法です。
音を1つずつ確認し、その音が頭に残っている状態でコピーするようにスローで発音します。
そして、最後に等倍に戻し、同じように発音できれば1英文は完了です。
2つ目は、低速オーバーラッピングです。
オーバーラッピングとは、音声と同時に発音することを指します。
音声と重なるように発音やリズムを再現できれば1英文は完了です。
ちなみに、シャドーイングは聞こえてきた音を追いかけるように発音する方法です。
具体的な流れとやり方
等倍で音声を聞いて、聞き取れるか確認
↓
文章を見ながら音声を聞き、正しくリスニングできていたかを確認する
↓
文章を精読し、意味や文法をきちんと把握する
↓
低速で音声を聞き、細かい部分を確認
↓
低速の状態でオーバーラッピング
↓
等倍で音声を聞く
↓
等倍でリスニングができ、同じように発音できていれば次の文へ
ポイントは、文章の意味や文法を把握してからの発音練習。
そして、一気にやるのではなく、ピリオドごとや息継ぎの場所など、細かく区切って1英文ずつ丁寧に進めることです。
そうすることにより、読解力も上げることができます。
もし難しければ、最初は意味を考えず、音だけに集中します。
そして、最終的に音と意味の両方を意識した音読を繰り返すことにより、リスニングや読解力が少しずつ上がっていきます。
また、Netflix などのサブスクで字幕表示や再生速度変更できる機能があれば、洋画や海外ドラマでも同じ練習をすることができます。
まとめ
英語音声をスローにすることで、発音の細かい部分を聞くことができます。
その音声をコピーして発音することで、英語の正しい音やリズムを身につけることができます。
特に音読を始めたての方や、リスニングやスピーキング能力を向上させたい方にとっては非常に効果的な練習方法になります。
英語の音声変化については「英語のリスニングで注意すべき音の変化まとめ【聞き取りが楽になるコツ】」の記事も合わせてご覧ください。