ウィズダム英和辞典 第4版 特装版を買いました。
ネットで何でも買える時代。
図書券を手に持ち、書店で辞書を買うとは思ってもいませんでした。
子版や電子辞書、アプリの英和辞典も多く出ている中、なぜ紙媒体の辞書を買ったのかというと、いくつか理由があります。
そして、このウィズダム英和辞典の第4版を英和辞典としておすすめする理由。
今日はそんなお話です。
ウィズダム英和辞典 第4版を買った理由
机上に置ける紙媒体の辞書。
そして、ウィズダム英和辞典 第4版を選んだ理由は……
読み物としての辞書
まずは紙媒体の辞書を選んだ理由です。
紙だと、パラパラとページをめくったり、調べた単語の直近のページをついでに見ていくことができます。
こんな単語あったんだ、という発見もあります。
その気(と根気)があれば通読も可能です。
通常の辞書の使い方だけではなく、そのような読み物としての辞書、どこからでも見ることができる本としての辞書、という使い方をしたかったので、紙媒体を選びました。
そして、紙の方が調べた単語を忘れにくいです。
英語に限らず、ネットなどで物事を調べると、どうしても忘れがちになってしまいます。
よく「辞書を読む」と言います。
正直、昔は「辞書なんか読んで何が楽しいんだ」と思っていました。
が、今は英和辞典を読むのが楽しいです。
四字熟語辞典なんかも楽しいです。
いつしか、紙の辞書を読む面白さを知りました。
それに、電子書籍ではなく、紙媒体の小説や漫画を本棚に並べておきたい。
そのような方もいるのではと思います。
自分もそうです。
ある意味、コレクションとも言えます。
もちろん、電子媒体はとても便利です。
手軽に持ち運ぶことができ、検索も容易で発音が聞けるものがあり、値段も紙に比べて安いです。
もし宝くじで高額当選したら、おそらく媒体問わず、全辞書を買います。
ある意味、全辞書の中から1つ選んだ結果がこのウィズダムと言えるかもしれません。
新しい辞書
次は、ウィズダム英和辞典 第4版を選んだ理由です。
言葉は生き物と言われるように、新しい言葉や意味が生まれ、そして意味が古くなったり、使われなくなっていきます。
そのため、辞書を新調するなら、できるだけ出版日の新しいものが欲しかった、というのが1つあります。
それを満たしていたのが、ウィズダム英和辞典 第4版でした。
発売は2018年11月23日です。
よって、「brexit」や「Instagram」のような比較的新しい単語も載っています。
「Instagram」の例文の1つが、「インスタグラムのフォロワーがおよそ600万人いる」です。
現在まさに応用可能な文章です。
ちなみに、有名なジーニアス英和辞典の最新版(第5版)は2014年12月25日の出版です。
【追記】
2022年11月8日にジーニアス英和辞典第6版が発売。
・ジーニアス英和辞典 第6版の特徴と第5版との違い|紙の辞書のメリット
web版
もう1つ、ウィズダム英和辞典 第4版を選んだ理由があります。
それはWeb版の存在です。
辞書を購入すると、無料でweb版の辞書検索サービス「Dualウィズダム英和辞典 第4版」を使う事ができます(要登録)。
web版には通常の検索とは別に、用例検索と用例コーパスがあります。
それらは、単語を入れて検索すると、用例や例文の一覧が表示されるため、とても有用です。
更に、単語はもちろん、成句(の一部)も音声再生可能です。
これは個人的な理由になるのですが、このブログに載せている例文は、英語圏のニュースやサイト、ネイティブのTwitter、英英辞典などを参考にしています。
そのため、ブログを書きながら、例文や用例をWeb上で確認できるメリットは大きいです。
ウィズダム英和辞典 第4版の特徴
コーパスを精緻に分析し、現代の「生きた英語」を的確に反映した学習英和辞典。
大学入試やビジネスユースまでカバーする10万4千項目を収録。
日常生活語に用例・解説を大幅に増補、論説文の読解力強化のため【論説】用例を1,100収録。
(三省堂のHPより)
このブログの1つのテーマにもなっている、現在実際に使われている英語。
その「生きた英語」を読むことができます。
この第4版は新しいこともあり、比較的最近使われ始めた意味や、新語も追加されています。
また、単語の間違いやすい使い方の指摘、文法の確認、コロケーションが分かりやすく、正しい英語を学ぶことができます。
辞書でありながら、文法書を読んでいるようなページもあります。
例文も日常で使うようなものばかりです。
そして、ミニコラムと言える囲み記事があります。
コーパスの窓という、正しい文法や単語の使い方(用法)を説明しているもの。
表現、関連(似た種類など)、事情(お国柄に関すること)、語源、読解のポイント、文法のポイントを説明しているものがあります。
それらは一覧として目次化されており、すぐに引くことができます。
インデックス、語法のポイント、コミュニケーション(会話形式の例文)、類語、会話のシグナルも纏めてあります。
この辺も、読み物としての辞書の楽しみと言えると思います。
ちなみに、今回買ったのは特装版です。
この他に、紫っぽい色をした通常版があります。
通常版と特装版の中身は同じです。
違いは色だけです。
特装版の箱は上に載せたようにメタリックで、辞書のカバーは白っぽいグレーです。
特装版にした理由は、本棚にメタリックな辞書(箱)が置いてあるとカッコいいから。
という大したことのない理由です。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
もし紙媒体の辞書をこれから買いたいという方には、これまで見てきた理由から、このウィズダム英和辞典 第4版はおすすめの英和辞典です。