be married と get married の意味と違い
「be married」と「get married」の違いは、be動詞と get の意味の違いから生まれます。
まず、be動詞は「状態」を表します。
よって、「be married」は「結婚している状態」です。
日本語的に言えば「既婚」です。
一方、get は「~になる」という変化を表します。
よって、「get married」は「結婚している状態になる」。
つまり、「結婚する」となります。
「誰々と」と続ける場合は「to」を置きます。
married は形容詞
married の品詞は形容詞です。
これは「I'm excited.」などと同じで、受動態ではなく「be +形容詞」の組み合わせです。
以上のことを踏まえて、例文を見ていきます。
married の例文
I'm married.
→結婚しています。
Are you married?
→結婚していますか?
He's married to an American.
→彼はアメリカ人と結婚しています。
I'm not married.
→結婚していません。
I got married.
→結婚しました。
She got married to Nick.
→彼女はニックと結婚しました。
They are getting married next month.
→彼らは来月結婚します。
動詞「marry」の意味と使い方
動詞の「marry」は「~と結婚する」という意味の他動詞です。
後ろには「人」が入ります。
I want to marry her.
→彼女と結婚したい。
Will you marry me?
→結婚してくれますか?
また、「I married.」のように自動詞として使うことも可能ですが、「I got married.」の方が一般的です。
get married と marry の違い
「marry」よりも「get married」の方がカジュアルという点が1つです。
もう1つが、「get married」は「結婚すること」に焦点を当てています。
一方、「marry」は「結婚する相手」に焦点を当てています。
「Will you marry me?(結婚してくれますか?)」で他動詞「marry」が使われている理由は、「"私と" 結婚」することに焦点が当てられているからです。
be ready と get ready も同じ考え方
「I'm ready.」は「私は準備ができている状態 = 準備万端」を表します。
「get ready」は「be ready になる動き」、つまり日本語の「準備をする」に当たります。
他にも、「be used to」と「get used to」、「get up」と「be up」も同じ考え方です。
・「be ready」と「get ready」の違いは be と get の意味の違いから生まれる
・英語で「~(するの)に慣れてきた」の表現方法|be used to と get used to の違いと使い方
まとめ
・「be married」は結婚している状態
・日本語で言う「既婚」
・「get married」は結婚している状態になるという動きで、意味は「結婚する」
・「誰々と」は「to」で続ける
・「married」は形容詞
・他動詞「marry」の意味は「~と結婚する」で、後ろには「人」が入る
・「marry」よりも「get married to」の方がカジュアル
・「get married」は「結婚すること」に焦点
・「marry」は「結婚する相手」に焦点