【例文で学ぶ】「more like」の意味と3つの使い方。「more like than」のニュアンスとは?

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more like の意味とニュアンス

 

more like~」の意味は、直訳だと「より~のようだ」です。

 

 

しかし、ここには「~の方が(私が思っているものに)近い」という意味合いが含まれます。

 

 

これには2つのニュアンスがあるので、1つずつ見ていきます。

 

 

That's more like it.の意味とニュアンス

 
例文

A「I'll turn on the air conditioner.

 

B「That's more like it.

 

 

A「エアコン付けるね」

 

B「その方がいいね」

 

これは、寒い(暑い)のでエアコンを付けるという提案に対して、「That's more like it.(それは私が思っていたことに近い)」と答えています。

 

 

そして、「エアコンがない状態と比べ、そっちの方が自分にとって良い」のニュアンスがあります。

 

 

また、文脈によっては「そうこなくちゃ」と訳される場合もあります。

 

It’s more like の意味と使い方

 

It’s more like ~」の意味は「というよりも~が近い」です。

 

例文

A「I heard you started jogging.

 

B「It’s more like walking.

 

 

A「ジョギングを始めたって聞いたけど」

 

B「(ジョギングというよりも)むしろウォーキングに近いよ」

 

 

他にも、文の補足として後ろに続けることもできます。

 

例文

It's not a pond, more like a lake.

 

→池ではなく、むしろ湖に近いです。

 

ドラマ『アウターバンクス』の例文

more like の意味と使い方

ドラマ『アウターバンクス』エピソード4 より

 

I don't know, more like a refugee or something.

 

どちらかというと難民かな

 

「分からないけど、むしろ難民か何かに近い(難民みたいなもの)かな」で、補足として続いています。

 

refugee → 難民

 

or somthing → か何か

 

FF7Rの例文

more like の意味と使い方

FF7R より

 

Hah! More like a panic-induced hallucination!

 

「はっ! どちらかというとパニックによる幻覚だな!」

 

induced → 引き起こされた / 誘発された

 

hallucination → 幻覚

 

 

以上ように、会話では「More like」で始まることも多いです。

 

 

これは日本語の「むしろ / どちらかというと」と同じ使い方です。

 

「more like ~than」の形にもなる

 

例文

She is more like a sister to me.

 

→彼女は私にとって(友達というよりも、どちらかと言えば)姉妹みたいなものです。

 

 

これは「She's like a sister.(彼女は姉妹のようだ)」に more が挿入された形です。

 

 

全文で表すと「She is more like a sister than a friend to me.」となりますが、ここでは言わなくても分かる後半部分が省略されています。

 

 

このような「more like ~than」のパターンもよく出てきます。

 

五感動詞+more like の意味と使い方

 

五感動詞+more like ~」は「五感動詞+ like」に more が挟まった形です。

 

 

 

例えば、「It looks like a lake.(湖のように見える)」という文。

 

 

これに more を入れると、

It looks more like a lake.

 

→むしろ湖に見える。

→どちらかというと湖に見える。

となります。

 

 

ここには「湖の方が近い」のニュアンスが含まれています。

 

 

 

これはどの五感動詞でも同じ使い方ができます。

 

注意点として、後ろには名詞動名詞が入ります。

 

五感動詞+more like の例文

 

It looks more like a pond than a road.

 

→道路というよりも池に見える。

 

 

That sounds more like an excuse.

 

→それはどちらかというと言い訳のように聞こえる。

 

 

It tastes more like chemicals.

 

→むしろ化学薬品のような味がします。

 

 

My shirt smells more like beer.

 

→私のシャツは(普通のシャツの匂いではなく)どちらかというとビールの匂いがする。

 

 

I feel more like going to bed than having lunch.

 

→お昼を食べるよりもむしろ寝たい。

 

SO2Rの例文

feel more like の例文

引用:SO2R

It feels more like a temple or some sort of sanctuary, than it does a laboratory.

 

「研究所というより、寺院やある種の聖域のような気がする」

 

 

このように、than 以下がコンマで区切られることもあります。

 

 

まとめ

 

more like~」の意味は「~の方が(私が思っているものに)近い」です。

 

そこから、「むしろ~だ」や「どちらかというと~だ」と訳すことができます。

 

 

・「That's more like it.」→「その方がいい(それは私が思っていたことに近い)

 

・「It’s more like ~」→「むしろ~だ / どちらかというと~の方が近い

 

・「五感動詞+ more like ~」→「~のような~だ

 

・「more like A than B」で「BよりもむしろAだ」も頻出

 

後ろには名詞動名詞が置かれます。

 

 

そして、会話では「More like」で始まることも多です。

 

 

 

五感動詞に関しては、以下の記事をご覧ください。

 

例文で学ぶ知覚動詞(hear,see,watch,feel)の使い方|動詞の原形と doing/過去分詞の意味の違い

 

例文で学ぶ感覚動詞(taste,smell,feel,look,sound)完全攻略