例文で見る「think better of it」の意味と使い方。何故このような意味になる?

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think better of it の意味

 

think better of ~」の意味は、

 

~を考え直す

~を考え直してやめる

~を思いとどまる

~をしないことにする

 

などと訳されます。

 

 

最初はやろうとしていたけど、やっぱり良くないのではと思ってやめるような時に使われる表現です。

 

 

「~」には主に前の文を受けた「it」が入ります。

 

 

think better of it の使い方

 

使い方は日本語と同じです。

 

例文

I was going to buy the car, but I thought better of it.

 

→あの車を買うつもりだったけど、やっぱりやめた。

 

 

このように、後ろに「but I thought better of it.」を置いて、「~だけどやめた」という使い方が一番分かりやすいと思います。

 

主語がないパターン

 

例文

She started to say something, then thought better of it.

 

→彼女は何か言いかけたけど、思いとどまった。

 

 

このように、主語がない「then thought better of it.」だけを置くパターンもあります。

 

 

これは「then she thought better of it.」としても同じです。

 

 

繋ぎの言葉として置かれるのは、主に「but」「then」「but then」ですが、いずれも言っていることは同じになります。

 

think better of の例文

 

I was going to post something on twitter, then I thought better of it.

 

→ツイッターに何か投稿しようと思っていたけど、思いとどまった。

 

 

I was going to ask her something, but then I thought better of it.

 

→彼女に何か質問しようと思ったけど、考え直した。

 

 

I wanted to yell at him, but thought better of it.

 

→彼を怒鳴りたかったけど、考え直した。

 

 

I was going to ask for her advice, but thought better of it.

 

→彼女にアドバイスを求めようとしていたけどやめた。

 

 

She was ready to do it, then she thought better of it.

 

→彼女はそれをやる準備をしていたが、考え直してやめた。

 

 

He demanded ID, but seemed to think better of it.

 

→彼はIDカードを要求したが、考え直したようだ。

 

 

He was about to commit suicide by swallowing poison when he thought better of it.

 

→毒物を飲んで自殺をしようとした直前に彼は思いとどまった。

 

(引用:DUO3.0)

 

 

何故 think better of がこの意味になるのか

 

「think better of ~」が何故このような意味になるのかは、少し不思議です。

 

 

そういう表現である」と言ってしまえばそれでお仕舞ですが、2つの考え方があります。

 

 

 

副詞「better」には「より良く」という意味があります。

 

 

副詞として考えると、「think」を「better」で修飾すると考えて、「(~を)より良く考える」になります。

 

そこから、「より良く考えた結果、思い直す」に繋がります。

 

 

 

また、「think the better of」のように「the」が入ることがあります。

 

 

名詞「better」は「the better of」の形で「(~のうち)より良い方 / より良い物」という意味で使われます。

 

そこから、「~のうち良い方を考えた結果、思い直す」と考えることもできます。

 

 

 

「think better of ~」は決まった表現なので、「何故か」と考えると難しくなります。

 

 

あくまで「そう考えられる」ということになるのですが、覚え方のイメージとしては上記のようなものになると思います。