【例文で学ぶ】「by all means」の意味と3つの使い方。何故この意味になる?

※当ブログの記事にはアフィリエイト広告が含まれる場合があります

 

by all means」にはいくつかの使い方があります。

 

使い方

返事として使う

 

肯定文と否定文に入れて文を強調させる

 

この記事では、例文を交えながらそれぞれの使い方、そして語源を見ていきます。

 

 

 

by all means の意味と返事としての使い方

 

1つ目は、日本語で言う「もちろん」や「どうぞ」に相当します。

 

 

これは、相手に「~してもいいですか?」と聞かれた時、「もちろんいいですよ」と相手に許可や同意を与える返事として使われます。

 

 

丁寧な言い方になるため、ビジネスやあまり親しくない間柄でも使われる表現です。

 

例文

Can I borrow this book?

By all means.

 

 

「この本を借りてもいい?」

「もちろん」

 

 

 

Can I ask you a personal question?

By all means.

 

 

「個人的なことを聞いてもいい?」

「いいですよ」

 

 

 

May I sit here?

By all means.

 

 

「ここに座ってもいいですか?」

「ええ、どうぞ」

 

肯定文の by all means の使い方

 

「by all means」には返事以外に、文頭・文中・文末に置かれ、文章の一部になるパターンがあります。

 

 

肯定文の場合は、「ぜひ / 必ず / 何としても」などという意味で使われます。

 

例文

By all means, I go for a walk every day.

 

→私は毎日必ず散歩に行きます。

 

 

By all means, please drop by anytime.

 

→是非いつでもお立ち寄りください。

 

 

By all means, take your time.

 

→慌てなくて(ゆっくりで)いいですよ。

 

 

By all means, visit us in Japan.

 

→ぜひ日本に来てください。

 

 

We must avoid war, by all means.

 

→何としても戦争は避けなければならない。

 

 

If you have any question, by all means let us know.

 

→もし何か質問があれば、是非お知らせください。

 

 

He is trying by all means to be a nice man.

 

→彼は何としてもいい人になろうとする。

 

否定文の by all means の意味

 

否定文で使われると、「決して~ない」や「絶対に~ない」のように、否定を強調する表現になります。

 

 

そして、この「not + by all means」と類似の表現には、「by no means」と「not + by any means」があります。

 

 

 

その2つの表現と合わせて例文を見てみます。

 

例文

By all means, don't underestimate his power.

 

→決して彼の力を見くびらないでください。

 

 

This is not by all means the fastest way to do this.

 

→これは決して一番早い方法ではありません。

 

 

This game was not by all means fair.

 

→この試合は決してフェアではなかった。

 

 

Don't try this at home, by all means.

 

→絶対に家(自宅)では試さないでください。

 

 

She is not by any means poor.

 

→彼女は決して貧乏ではない。

 

 

It's not perfect by any means.

 

→決して完璧ではない。

 

 

He is by no means a fool.

 

→彼は決して馬鹿ではない。

 

 

Nick is by no means satisfied with the reward.

 

→ニックは決してその報酬に満足していない。

 (DUO3.0より)

 

by all means の語源

 

means」は「手段」という意味の名詞です。

 

 

「by all means」を直訳すると「全ての手段によって」や「あらゆる手段で」になります。

 

そこから、先述のような「ぜひ」や「何としても」などという意味に繋がります。

 

 

 

日本語訳からの視点として、「ぜひ(是非)」を国語辞典で引いてみると、大体このような意味が載っています。

どうしても

 

なんとしても

 

なにとぞ

 

必ず

 

是が非でも

これが「by all means」が先述の訳語になる由来です。

 

 

ただ、by all means は慣用表現であるため、ひとかたまりで丸暗記した方がいい表現であります。