lecturer の意味は米英で異なる
「lecturer」の意味は「(大学の)講師」や「講演家」です。
注意点は、アメリカでは「非常勤講師」なのに対し、イギリスでは「常勤講師」を意味します。
つまり、米英で全く逆の意味になります。
ちなみに、日本では「非常勤講師」を指す言葉として使われることが多いです。
lecturer と teacher の違い
「teacher」の意味は「学校の先生」や「教師」で、何かを教えることを職業としている人を指す一般的な単語です。
ここでの「学校」とは、主に幼稚園から高校までを指しますが、大学で教えている人も「teacher」と呼ばれることがあります。
ただ、大学など専門的なことを教える人は「lecturer」や「professor」の方が言葉としては適切になります。
lecturer と professor の違い
「professor」は「(大学の)教授」のことで、大学の中で高い職位を意味します。
そのため、ただ教えるだけではなく、研究活動をしていたり、その学部・学問のリーダー的な存在でもあります。
その「教授」より上なのが「名誉教授」で、英語では「professor emeritus(アメリカ) / emeritus professor(イギリス)」と言います。
一方、「lecturer」は「大学で教えている教員」で、職位としては低い位置にあり、研究や大学運営などの活動に関わっていない場合も多いです。
instructor の2つの意味
「instructor」は「技能やスポーツなどの指導者」を指します。
これは「インストラクター」として日本語にもなっています。
そして、それとは異なり、アメリカでは「(大学の)専任講師」の意味でも使われます。
例えば、「a history instructor」は「大学で歴史を教える講師」になります。
ちなみに、日本の大学で「instructor」と言ったら「助教」を指すことが多いです。
まとめ
・「lecturer」は「(大学の)講師」を指す
・アメリカでは「非常勤講師」、イギリスでは「常勤講師」を意味するので注意
・日本では「非常勤講師」の意味で使われることが多い
・「teacher」は「学校の先生 / 教師」で、何かを教えることを職業としている人を指す一般的な単語
・主に幼稚園から高校までを指し、大学の先生ような専門的なことを教える人は「lecturer」や「professor」になる
・「professor」は「(大学の)教授」で、大学の中で高い職位を意味し、教えるだけではなく研究なども行う
・「instructor」は「技能やスポーツなどの指導者」を指す
・アメリカでは「(大学の)専任講師」の意味もあり、日本では「助教」を指すことが多い