自動詞「make」の意味と例文
「make」は、主に「~を作る」という他動詞、または使役動詞として使われます。
しかし、自動詞としての用法もあり、その場合は「進む」や「行く」という意味になります。
He sprang from his chair and made for [toward] the door.
彼はさっといすから立ち上がると戸口へと向かった。
(引用:ウィズダム英和辞典 第4版)
このように、「made for(または toward)」の形で「ドアの方へ進む = ドアの方へ行く」となります。
次の例文も同じです。
After finishing work, he made for the bar.
仕事が終わった後、彼はバーに向かった。
「go」との違いは、make は「急いで行く」のニュアンスが含まれることがあります。
make off の意味
「make off」の意味は「逃げ去る」で、主に「悪いことをした後に急いで逃げ去る」という文脈で使われます。
また、「made away」の形になることもあります。
She made away with the stolen money.
彼女は盗んだお金を持って逃げた。
The thief made off with about $3,000 worth of merchandise.
泥棒は3000ドル相当の商品を盗んで逃走した。
Eyewitnesses said two men made off in a car after the incident.
目撃者によると、事件後、二人の男が車に乗って逃げ去ったということだ。
(引用:ENGLISH EX p462)
「make off = 逃げる」になる理由
何故「make off = 逃げる」になるのかというと、「off」の「離れる」という意味から来ています。
つまり、「make(急いで行く)+ off(離れる)」から、「急いで離れる = 急いで逃げる」に繋がります。
まとめ
・自動詞「make」の意味は「進む」や「行く」
・文脈によっては「急いで」のニュアンスが含まれる
・「make off」または「made away」の意味は「逃げ去る」
・主に「悪いことをした後に急いで逃げ去る」のニュアンス