英語で「スポーツをする」の「play・do・go」の違い
日本語では基本的に、どのスポーツも「する」や「やる」と言うことができます。
例えば、「バスケをする」や「魚釣りをする」なので、仮にこれを「バスケをやる」と言っても会話レベルでは同じです。
しかし、英語の場合はスポーツによって「play」「do」「go」を使い分ける必要があります。
ただ、その違いと使い分け方は決まっています。
play を使うスポーツ
「play」は、球技や対戦相手がいるスポーツに使われる傾向にあります。
例えば、バスケ、サッカー、野球、テニス、ゴルフなどは、英語学習の例文でもお馴染みです。
また「球技」と言っても、使われるものが球体以外の道具(アメフト、バドミントン、アイスホッケーなど)も「play」が使われます。
対面や対戦のゲームも「play」
他には、チェス、将棋、ダーツ、ポーカー、テレビゲームなども「play」が使われます。
こちらのイメージとしては、その場からあまり動かない対戦系のゲームです。
例文
I like to play baseball.
→野球をするのが好きです。
Do you play tennis?
→テニスをしますか?
He enjoys playing soccer with his friends on weekends.
→彼は週末に友達とサッカーを楽しみます。
I used to play shogi in high school.
→高校で将棋をやってました。
do を使うスポーツ
「do」は、個人スポーツや武道系の個人競技、または個人でできるアクティビティ系のスポーツに使われる傾向にあります。
例えば、体操、アーチェリー、ウェイトリフティング、柔道、空手、剣道、ヨガ、ストレッチなどです。
他にも、個人で楽しめる娯楽にも使われます。
「do crafts(工作をする)」、「do puzzles(パズルをやる)」や「do a crossword puzzle(クロスワードパズルをやる)」などです。
例文
I like to do Kendo.
→剣道をするのが好きです。
I like to do Yoga.
→ヨガをやるのが好きです。
She has been doing martial arts for over two years.
→彼女は2年以上格闘技をやっています。
Do you like puzzles?
→パズルは好きですか?
go を使うスポーツ
「go」は、「ing」が付くスポーツや、アウトドア系に使われる傾向があります。
日本語では「~に行く」と訳せるものも多いです。
・go swimming(水泳をする / 泳ぐ)
・go fishing(魚釣りをする)
・go hiking(ハイキングをする)
・go camping(キャンプをする)
・go bowling(ボーリングをする)
・go jogging(ジョギングする)
・go running(ランニングをする)
・go snowboarding(スノボーをする)
・go horseback riding(乗馬をする)
あとは「go for a walk(散歩に行く)」や「go to the gym(ジムに行く)」なども、仲間と考えることができます。
I go swimming. と I'm going swimming. の違い
現在形は普段のことを表すので、「I go swimming.」は「(普段から)泳ぎます」という意味になります。
一方、「I'm going swimming tomorrow.」は「明日泳ぎに行きます」で、日本語の「しに行く」に相当します。
主に「未来に~をする」の場合は「~しに行く」となります。
例文
I go running.
→(普段から)ランニングをします。
I go horseback riding.
→乗馬をやってます。
I like to go jogging.
→ジョギングをするのが好き。
Let's go snowboarding this weekend.
→今週スノボやろうよ(やりに行こうよ)。
I went swimming with my friends yesterday.
→昨日友達と泳ぎに行きました。
※「do」で言い換えられるものもある
まとめ
・「play」は「球技」や「対戦相手がいるスポーツ」
・チェスやダーツなどの「対戦系ゲーム」にも使われる
・「do」は「個人スポーツ」や「武道」、「個人でできるアクティビティ」
・パズルなどの娯楽系にも使われる
・「go」は「ingが付くスポーツ」や「アウトドア系」
・日本語では「~に行く」と訳せるものが多い
大きく分けると以上のようになります。
しかし、あくまで傾向なので、100%当てはまるわけではない点には注意が必要です。