英語の疑問文は語尾を上げるイメージがあります。
そのせいで、疑問文なら何でも語尾を上げてしまう人も多いです。
しかし、語尾が上がるパターンと下がるパターンには法則があります。
この記事では、その2パターンを例文を交えながら解説していきます。
英語の疑問文の語尾の法則
疑問文のイントネーションには法則があります。
・疑問詞以外で始まる質問は語尾が上がる
・疑問詞から始まる質問は語尾が下がる
これが基本です。
まずは語尾が上がるパターンを見てみます。
Are you hungry?
→お腹空いていますか?
Do you know her name?
→彼女の名前を知っていますか?
Did you get it?
→分かりましたか?
Can I ask you something?
→質問しても良いですか?
Can you believe it?
→それを信じられますか?
Do you have any ideas?
→何かアイディアはありますか?
Would you like to have something to drink?
→何か飲みますか?
これらは疑問詞以外から始まっているので語尾が上がります。
そして、Yes. かNo. で答えられる質問も語尾が上がります。
次は語尾が下がるパターンです。
How are you?
→元気ですか? / 調子はどうよ?
What's your name?
→名前は何?
Where do you live?
→どこに住んでるの?
Where is it?
→それはどこ?
What are your plans for tomorrow?
→明日の予定は?
What are you doing?
→何しているの?
What happened?
→何が起こったの?
これらは疑問詞から始まるので語尾が下がります。
そして、Yes か No では答えられない質問です。
このように、まずは疑問文が何で始まるかを考えると、一瞬でイントネーションを判断できます。
肯定文で語尾を上げる
肯定文の語尾を上げても質問になります。
You have a note?(⤴)
→メモ持ってる?
You know him?(⤴)
→彼と知り合い?
Ok?(⤴)
→良い? / 大丈夫?
これは日本語と同じで、語尾は上がります。
英語の考え方としては、これも「Yes. か No. で答えられるから」と言うことができます。
付加疑問文も同じ考え方
以上のように考えると、付加疑問文や「だよね?(~ right?)」の語尾が上がる理由が分かりやすくなります。
You like it, don't you?(⤴)
→それ好きだよね?
You are on a diet, right?(⤴)
→ダイエット中だよね?
※ただし、疑問の「~ですよね?」ではなく、確認の「~だよね」の付加疑問文の場合は下がります。
「or」「and」パターン
変則的なパターンとして「or」や「and」の入った文章です。
これは肯定文でも疑問文でも、上がって下がります。
You can see lions(⤴) and elephants(⤵).
→ライオンと象を見ることができます。
You can visit Tokyo(⤴), Osaka(⤴) and Hokkaido(⤵).
→東京、大阪、北海道を訪れることができます。
Do you agree(⤴) or disagree with her(⤵).
→彼女に同意しますか? それとも同意しませんか?
How about a restaurant(⤴) or a movie(⤵)?
→レストランか映画はどうですか?
このように、上げて下げます。
最後だけ下がると覚えておくと、分かりやすいと思います。
注意点
イントネーション(抑揚)は会話における基本の1つです。
しかし、基本通りに100%当てはまるかというと、そうではありません。
会話の調子や感情などによってイントネーションが変わる場合があるのは、英語・日本語とも変わりません。
抑揚が無くなる場合もあります。
が、全ては基本あっての応用なので、まずは基本をしっかり学び、自然と言えるようになることが大切です。
まとめ
【語尾が上がるパターン】
・疑問詞以外で始まる
・Yes/No で答えられる
【語尾が下がるパターン】
・疑問詞から始まる
・Yes/No で答えられない
・肯定文でも語尾を上げれば質問にすることが可能
・「or」や「and」は最後だけ下がる