【例文で学ぶ】「talk A into doing」と「talk A out of doing」の意味と違いと言い換え表現

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talk A into doing」と「talk A out of doing」の意味は、どちらも「説得する」です。

 

 

しかし、「~するように説得する」のか「~しないように説得する」のかの違いがあります。

 

 

この記事では、例文を交えながら2つの使い方の違いを見ていきます。

 

 

 

talk A into doing の意味と例文

 

talk A into doing」の意味は「Aを~するように説得する」で、Aには「」が入ります。

 

 

言い換えると「(人)を説得して~させる」となります。

 

 

 

そして、過去形になると「説得に成功した」のニュアンスを持ちます。

 

 

例文

I talked her into coming along.

 

→彼女を説得して一緒に来てもらった。

 

 

They talked Nick into joining the basketball team.

 

→彼らはバスケチームに入るようニックを説得した。

 

 

No one backed me up at first, but eventually I talked everyone into going along with my plan.

 

→僕の案を支持してくれる人は最初は誰もいなかったけれど、最後にはみんなを説得して賛同してもらうことができた。

 

(引用:DUO3.0 例文81)

 

「talk A into doing」の言い換え表現

 

「talk A into doing」は「persuade A to do」と言い換えることができます。

 

 

意味的には同じですが、「persuade」の方がフォーマルな言い方になります。

 

 

 

また、「persuade A into doing」の形を取ることもありますが、「persuade A to do」の方が使われる頻度は高めです。

 

 

例文

I persuaded the shop owner to give me a 10 dollar discount.

 

→店主に10ドル割引してもらうように説得した。

 

 

She persuaded me into buying it.

 

→彼女はそれを買うよう私を説得した。

 

talk A out of doing の意味

 

talk A out of doing」の意味は「Aに~しないように説得する」です。

 

 

言い換えると「Aを説得して~させないようにする」になります。

 

 

 

こちらも過去形で「しないよう説得した」となり、日本語的には「思いとどまらせた」に近いです。

 

例文

I talked him out of quitting his job.

 

→仕事を辞めないように彼を説得した。

 

 

They talked her out of investing in the business.

 

→彼らは彼女にその事業への投資をしないように説得した。

 

「talk A out of doing」の言い換え表現

 

「talk A out of doing」は「persuade A not to do」または「dissuade A from doing」と言い換えることができます。

 

 

ただし、「dissuade A from doing」はかたい表現で、一般的には「persuade A not to do」の方が使われます。

 

 

例文

I persuaded her not to buy it.

 

→彼女にそれを買わないよう説得した。

 

 

I tried to dissuade her from leaving.

 

→彼女が去らないように説得しようとした。

 

(引用:Cambridge Dictionary

 

「talk」は他動詞

 

基本的に「talk」は自動詞として使われることが多いです。

 

 

しかし、「talk A into」と「talk A out of」は他動詞として使われており、一種の慣用表現になります。

 

 

そのため、「talk to」や「talk about」などのように間に挟まらず、「talk 人」の形になります。

 

 

まとめ

 

・「talk A into doing」は「~するように説得する」や「説得して~させる」

 

・「persuade A to do」や「persuade A into doing」と言い換えられる

 

・過去形は「説得に成功した」のニュアンスを持つ

 

 

・「talk A out of doing」は「~しないように説得する」や「説得して~させないようにする」

 

・「persuade A not to do」や「dissuade A from doing」と言い換えられる

 

・過去形は「~しないよう説得に成功した」のニュアンスを持つ

 

 

・「talk A into doing」と「talk A out of doing」の「talk」は他動詞なので、前置詞は入らない

 

 

 

「persuade」と「try to persuade」の詳しい違いについては「persuade と try to persuade の意味とニュアンスの違いに注意!」の記事と合わせてご覧ください。