英語で「あきらめたらそこで試合終了だよ」はどう翻訳されている?

 

漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の中でも非常に有名なセリフ。

 

あきらめたらそこで試合終了だよ

 

作中に2回出てくるこのセリフは、英語版コミックスではどう翻訳されているのでしょうか。

 

 

英語の「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 

1回目の登場は8巻の第69話、三井寿の回想シーンで出てきます。

 

試合を諦めかけているミッチーに安西先生が声をかけるシーンです。

 

日本語版のセリフはこうです。

「最後まで…

希望を捨てちゃいかん。

あきらめたらそこで試合終了だよ」

 

英語版コミックスではこうなっています。

「Don't give up.

Cleave to hope till the very end.

When you give up, That's when the game is over」

 

That's when」で「その時」と強調しています。

 

その時とは「諦めた時」であり、それと同時に試合も終わります。

 

 

cleave to」は「~に執着する」や「~に忠実である」という意味です。

 

そこから、「cleave to hope」で「希望にしがみつく」のようなニュアンスで使われています。

 

「the very end」はこちらをご覧ください。

www.1karaeigo.com

 

英語の「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」

 

2度目のセリフは27巻の第241話、山王戦で登場します。

 

眼鏡をクイッとしている安西先生の非常に有名なコマです。

 

日本語版の「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」は、英語版ではこうなっています。

「The game isn't over until the moment you give up」

 

こちらはシンプルで、「あなたが諦める瞬間まで試合は終わらない」です。

 

しかし、1回目のセリフとは異なっています。

 

日本語だと、安西先生の口から再び同じ「あきらめたらそこで試合終了」のセリフが出ることにより、読者に深い印象を与えています。

 

 

英語版コミックで「あれ?」と思うことがあるのは、ある意味では翻訳モノあるあるです。

 

たまに、「何か日本語版と意味が違くない……???」というのもあります。

 

ときどき、

「日本語で漫画を読むため(アニメを見るため)に日本語を勉強しています!」

という外国の方がいます。

 

やはり、「その国の言葉を勉強して原語で楽しむ」のがその作品の真のニュアンスを得る最強の方法だと思います。