will と will be ing の意味の違い
「will」は「~だろう」を表す未来の助動詞です。
「will be +動詞のing」は「~しているだろう」を表す未来進行形です。
それを踏まえて、 will と will be +動詞のing の違いを例文で比べてきます。
・I will call you tonight.
→今夜あなたに電話します。
・I will be calling you tonight.
→今夜あなたに電話しているだろう。
「will call you」は「あなたに電話するだろう」という未来の行為を表しています。
「いつ電話をするのか」を具体的にする場合は「tonight」や「tomorrow」などを置きます。
一方、「will be +動詞のing」は「未来で何かをしている状態である」を表しています。
よって、「I will be calling you tonight.」は「今夜あなたに電話をしている状態になるだろう」になります。
何故こうなるのかというと、理由は「be動詞」にあります。
be動詞の意味から will を考える
be動詞は「いる」という状態を表します。
例えば、「I'm here.」は「私はここに"いる"(状態である)」です。
現在進行形も同じで、「I'm eating sushi.」なら「私は寿司を食べて"いる"(状態である)」。
このように、be動詞には「いる」の意味が含まれています。
そう考えると、「will」と「will be ing」の意味の違いも見えてきます。
文法的には、現在形と現在進行形が未来に動いた形です。
例えば、「明日、東京の友達を訪ねます」と言いたい場合。
英語では「I will visit my friend tomorrow.」になります。
これは、明日友達を訪れるという行為を表します。
では、「明日は東京の友達を訪ねているだろう」の場合。
「I will be visiting my friend tomorrow.」となり、「尋ねて"いる"状態」を表します。
be+形容詞も考え方は同じ
「be + 形容詞」も同様です。
「I'm happy.」は「私は嬉しい(状態である)」。
それを未来形の文にするとこうなります。
「I will visit my friend tomorrow.(明日友達を訪れます)」。
そして友達に会ったら、「I will be happy.(私は嬉しくなる(嬉しくなっている)だろう)」。
「I will leave Tokyo tomorrow.(明日東京を発ちます)」。
その時には「I will be sad.(私は悲しくなる(悲しくなっている)だろう)」。
例文
I will wake up at 6am tommorow.
→明日は6時に起きます。
I will be waking up at 6am tommorow.
→明日は6時には起きているだろう。
※6時には起きている状態である
I will be working this Saturday.
→今週の土曜日は働いているだろう。
Next week, I will be swimming in the sea.
→来週、海で泳いでいるだろう。
I'll be right back.
→すぐに戻ってきます。
I will get married.
→結婚します。
This time next week I will be married.
→来週の今頃には結婚しているだろう。
※married は形容詞