- 「will」と「will be +動詞のing」の意味と使い方の違い
- be動詞の意味から「will」を考える
- 映画『ミッション:インポッシブル3』の例文
- be+形容詞も考え方は同じ
- その他の例文
- まとめ
「will」と「will be +動詞のing」の意味と使い方の違い
「will」は「~だろう」を表す未来の助動詞です。
「will be +動詞のing」は「~しているだろう」を表す未来進行形です。
それを踏まえて、 will と will be +動詞のing の違いを例文で比べていきます。
I will call you tonight.
→今夜あなたに電話します。
I will be calling you tonight.
→今夜あなたに電話しているだろう。
「will call you」は「あなたに電話するだろう」という未来の行為を表しています。
「いつ電話をするのか」を具体的にする場合は「tonight」や「tomorrow」などを置きます。
一方、「will be +動詞のing」は「未来で何かをしている状態である」を表しています。
よって、「I will be calling you tonight.」は「今夜あなたに電話をしている状態になるだろう」になります。
何故このような違いが生まれるのかというと、理由は「be動詞」にあります。
be動詞の意味から「will」を考える
be動詞は「いる」という状態を表します。
例えば、「I'm here.」は「私はここに"いる"(状態である)」です。
現在進行形も考え方は同じで、「I'm eating sushi.」なら「私は寿司を食べて"いる"(状態である)」。
このように、be動詞には「いる」の意味が含まれています。
そう考えると、「will」と「will be ing」の意味の違いも見えてきます。
文法的には、現在形と現在進行形が未来に動いた形です。
I will visit my friend tomorrow.
→明日、東京の友達を訪ねます。
これは、明日友達を訪れるという行為を表します。
では、「明日は東京の友達を訪ねているだろう」の場合はどうなるでしょうか。
答えは「I will be visiting my friend tomorrow.」となり、「尋ねて"いる"状態」を表します。
映画『ミッション:インポッシブル3』の例文
We'll be waiting for you.
待機する
イーサン・ハントのセリフです。
直訳だと「私たちはあなたを待っているだろう」になります。
これは「あなたを待っている状態になる」を意味し、「イーサン達が待っている状態になる = 待機している」となります。
be+形容詞も考え方は同じ
「be + 形容詞」も同様です。
例えば、「I'm happy.」は「私は嬉しい(状態である)」です。
それを未来形の文にするとこうなります。
I will visit my friend tomorrow.
→明日友達を訪れます
そして友達に会ったら、「I will be happy.(私は嬉しくなる(嬉しくなっている)だろう)」。
「I will leave Tokyo tomorrow.(明日東京を発ちます)」。
その時には「I will be sad.(私は悲しくなる(悲しくなっている)だろう)」。
このように状況をイメージとして理解すると、頭に入りやすくなります。
その他の例文
I will wake up at 6am tommorow.
→明日は6時に起きます。
I will be waking up at 6am tommorow.
→明日は6時には起きているだろう。
※6時には起きている状態である
I will be working this Saturday.
→今週の土曜日は働いているだろう。
Next week, I will be swimming in the sea.
→来週、海で泳いでいるだろう。
I'll be right back.
→すぐに戻ってきます。
I will get married.
→結婚します。
This time next week I will be married.
→来週の今頃には結婚しているだろう。
※married は形容詞
まとめ
・「will」は「~だろう」を表す未来の助動詞
・「will do」は「~するだろう」という未来の行為
・「will be +動詞のing」は「~しているだろう」を表す未来進行形
・be動詞は「いる」という「状態」を表す
・「will be +動詞のing」は「未来で何かをしている状態である」
疑問文の「Will you do」と「Will you be doing」の違いに関しては、「Will you be doing の意味とニュアンス」の記事をご覧ください。