英語で「フッた」の言い方
「(恋人を)フッた」を英語では「dump」を使います。
動詞「dump」の意味は「~をドサッと落とす」や「~を捨てる」です。
それをスラングで使うと「~をフる」になります。
日本語の「彼氏 / 彼女を捨てた」や「捨てられた」と同じ言葉の使い方をします。
例えば、「彼をフッた」と言いたい場合。
英語では「I dumped him.」となります。
He dumped me.
→彼が私をフッた。
She dumped me.
→彼女が私をフッた。
Who dumped who?
→誰が誰をフッたの?
「主語 dumped 人」の形で「主語は人をフッた」と1つのフレーズとして覚えると分かりやすいです。
ちなみに、dump はダンプカーの「ダンプ」です。
ただし、ダンプカーは和製英語です。
英語では「dump truck」と言います。
英語で「フラれた」の言い方
逆に「フラれた」は「I got dumped.」と受動態になります。
もし「誰々に」と相手を明確にしたい場合は「I got dumped by 誰々.」の形にもできます。
が、先述の「主語 dumped me」の形で「誰々が私をフッた」にすることが多いです。
He dumped me yesterday.
I got dumped by him yesterday.
→昨日、彼にフラれた。
I've never gotten dumped.
→(今まで)フラれたことがありません。
break up with の意味と使い方
「break up with ~」の意味は「~と別れる」です。
dump は口語的な表現なのに対し、こちらは一般的な表現です。
I broke up with her.
→彼女と別れました。
My girlfriend broke up with me.
→彼女と別れました。
We broke up yesterday.
→私たちは昨日別れました。
I went out with Tim for a year, but we broke up.
→ティムとは1年付き合ったのだけど、別れました。
※go out with → ~と付き合う
(ENGLISH EX p492 より)
ドラマ『アウターバンクス』の例文
And I'm breaking up with Topper.
トッパーと別れる
この進行形は未来の予定を表す使い方です。
このセリフを言っている時点で「別れる方向に気持ちが向いている」ことを表しています。
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・現在進行形(be + ing)が未来の予定を表す理由。その本当のニュアンスとは
告白したけどフラれた場合
以上の例は「付き合っている状態で別れた時」の表現です。
「告白したけどフラれた」と言いたい場合は「reject」を使います。
よく見かけるのは「My crush rejected me.」です。
・「My crush」は「好きな人」という意味のスラング表現
・「reject」の意味は「(申し出や提案など)を断る」
そこから、「My crush rejected me. = 私の好きな人は私の提案を断った = 告白したけどフラれた」となります。
一般的な「断る」は「refuse」が使われ、「reject」はそれよりも強い否定を表しますが、ここでは「フラれた!」という強い感情を表しています。
また、「turn down」もほぼ同じ意味を持ちます。
I fell in love with Naomi at first sight.
Three months later, I took a chance and proposed to her, but she turned me down.
→ナオミに一目惚れした。3ケ月後、思い切って彼女にプロポーズしてみたが振られてしまった。
(DUO3.0 より)
まとめ
・「主語 dumped 人」の形で「主語は人をフッた」
・「フラれた」は「I got dumped.」
・「I got dumped by 誰々.」の形も可能ですが、「主語 dumped me」の形で「誰々が私をフッた」の形が多い
・「告白したけどフラれた」の場合は「reject」を使う
・「turn down」でも言い換え可能